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CO発生のメカニズム

-LPガス自体にはCOは含まれておらず、COは不完全燃焼時に発生します。
-LPガスが完全燃焼するにはLPガスの体積1に対して最低でも5倍の体積の酸素が必要となります。酸素は空気中に約21%含まれているのでLPガスを完全燃焼させるには、LPガスの体積の約24倍の理論空気量を必要としますが、実際にはさらに多くの空気が必要です。
-燃焼するLPガスに対して十分な酸素が供給されないと、ガスは完全燃焼せずに、CO・水素・炭素(スス)などが発生したりします。
-これが不完全燃焼と呼ばれる現象です。

燃焼のイメージ図

 
C3H8 + 5O2
---> 3CO2 + 4H2O

完全燃焼

 
生成物
---> CO2 + H2O + CO
    + その他

不完全燃焼



●小型湯沸器の場合

1. 給排気不良の場合

 密閉された室内あるいは換気がされない室内でガスを燃焼させると、燃焼排ガスが室内に充満し、空気中の酸素が減少します。その結果、不完全燃焼が起こり、COが発生します。




. 熱交換器のフィンブロックの閉そくの場合

 燃焼排ガスが通過する熱交換器のフィンブロックがサビや汚れなどの原因で閉そくした場合、排気が妨げられ、小型湯沸器の排気抵抗が増大することにより燃焼に必要な空気が正常に供給されず、酸素不足となり不完全燃焼となります。


. バーナの内部のほこり、汚れ、虫等で閉そくの場合

 バーナ内部に異物が入り込んだり、バーナが腐食を起こし通路を閉そくする場合、LPガスがノズルからの噴出によりバーナ内に吸い込む一次空気が設計どおりに入らず、不完全燃焼となります。


●CF式ふろがま

. 排気筒の閉そくの場合

 ふろがまを使用しない間に排気筒内部に鳥が巣を作り、このため燃焼排ガスの通路である排気筒が閉そくすることがあります。 その結果、燃焼排ガスの排出が阻害され、室内に燃焼排ガスが充満し不完全燃焼となります。


排気筒内に作られた鳥の巣


. 排気筒の一部が腐食、はずれ場合

 屋内の排気筒の一部が腐食し、穴があいたりはずれた場合、燃焼排ガスが浴室内に漏れると、次第に浴室内の酸素濃度が下がり、やがて不完全燃焼となります。



排気筒のはずれを缶でふさいだ例

3. 熱交換器のフィンブロックの閉そくの場合

 燃焼排ガスが通過する熱交換器のフィンブロックがサビや汚れなどの原因で閉そくした場合、排気が妨げられ、 ふろがまの排気抵抗が増大することにより燃焼に必要な空気が正常に供給されず、酸素不足となり不完全燃焼となります。


4. バーナ内部の汚れ、腐食の場合

 浴室内の換気扇を連続して使用し、しかも給気口がふさがれている場合、浴室内の気圧が下がりふろがまの燃焼によるドラフトが不十分となります。 この結果、燃焼に必要な空気が正常に供給されず、酸素不足となり不完全燃焼となります。さらに燃焼ガスが逆風止めより浴室にあふれる場合もあります。


5. 給気口がふさがれた浴室内に換気扇がある場合

 浴室内の換気扇を連続して使用し、しかも給気口がふさがれている場合、浴室内の気圧が下がりふろがまの燃焼によるドラフトが不十分となります。この結果、燃焼に必要な空気が正常に供給されず、酸素不足となり不完全燃焼となります。さらに燃焼排ガスが逆風止めより浴室にあふれる場合もあります。



給気口がふさがれている



●FE式湯沸器

. 排気筒の閉そく・穴あき・はずれの場合

 FE式では排気筒が閉そく、腐食による穴あきなどが起こると、燃焼排ガスが室内に漏れます。その結果、燃焼に必要な空気が正常に供給されず、不完全燃焼となります。


2. 熱交換器のフィンブロックの閉そくの場合

 燃焼排ガスが通過する熱交換器のフィンブロックがサビや汚れなどの原因で閉そくした場合、排気が妨げられ、FE式湯沸器の排気抵抗が増大することにより燃焼に必要な空気が正常に供給されず、酸素不足となり不完全燃焼となります。


3. バーナ内部の汚れ、腐食の場合

 バーナ内部に異物が入り込んだり、バーナが腐食を起こし通路を閉そくする場合、LPガスがノズルからの噴出によりバーナ内に吸い込む一次空気が設計どおりに入らず、不完全燃焼となります。




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