17.貯槽を貯槽室に設置しない場合の埋設基準及び貯槽室の防水措置
規則関係条項 第18条第3号ハ(1)ただし書第53条第2号ニ(1)ただし書第54条第2号チ(1)(@)ただし書
1.貯槽又はバルク貯槽(以下この節において単に「貯槽」という。)を貯槽室に設置しない場合の埋設の方式は横置式又は深井戸式のいずれかとし、その埋設方法は次の基準によるものとする。
(1)横置式(地盤面下に設けた鉄筋コンクリート製の基礎の上に貯槽を水平に固定し、周囲を土砂により埋設し、地盤面上に柱で支えられた鉄筋コンクリート製のふたを施すもの)の場合
@ 基礎の広さは、貯槽の水平投影面から周囲600mm以上広くすること。
A 貯槽の支柱を固定する部分は、基礎と一体構造で作り、これに基礎ボルトにより貯槽を固定すること。
B ふたは、その自重及びその上にかかる荷重が貯槽本体に直接かからず、かつ、基礎にかかるように、4本以上の鉄製又は鉄筋コンクリート製の柱により支持すること。この場合、柱にかかる荷重を受ける部分は、基礎と一体構造で作ること。
C ふたの柱については、鉄製の場合は基礎ボルトにより、鉄筋コンクリート製の場合は鉄筋により、それぞれふた及び基礎に堅固すること。この場合、鉄製の柱には十分錆止め塗装を施すこと。
D マンホール、ドーム、ノズル等(以下「突起物」という。)をふたから突出させる孔の部分には、ふたと突起物が接することによって突起物と貯槽本体との取付部に応力集中を起こさないようにするため、突起物のまわりに防錆措置を施し、その外面とふたとの間に10mm以上20mm以下の間隔をとり、鋼板等のプロテクターを設けること。
(2)深井戸式(地盤に垂直に円筒状に掘った深い穴(以下「深井戸」という。)の内部に円筒形の貯槽を縦におさめ、その周囲にセメントペースト等をつめて固定するもの)の場合
@ 深井戸の内部に貯槽をおさめ、その頂部が地盤面から30cm以下となるように固定すること。
A 深井戸は、掘さく機により施工すること。この場合、掘さく機のビット(穿孔刃先)は、その直径が貯槽の外径より200mm以上大きいものを使用し、深井戸の深さは貯槽の底部の定着板の先端より1.3m以上となるように施工すること。
B 貯槽を垂直に吊り込み、貯槽内に水を満たし、定位置を確認したのち、穴と貯槽の外面との間には下底からインヒビターを混入したセメントペースト等を圧入し、貯槽を地盤に固定すること。
C 深井戸の頂部地盤面には、深井戸の直径より広い範囲に堅固なガードレール等の防護措置を施して、貯槽上部に外部からの荷重がかからないようにすること。
2.貯槽室の防水措置は、次の基準によるものとする。
(1)貯槽室の本体は、次の仕様のレディーミクストコンクリートを使用し、水密コンクリートとして施工*すること。
粗骨材の最大寸法 25mm
設計基準強度 21.0MPa以上24.0MPa以下
スランプ 12cm以上15cm以下
空気量 4%
水セメント比 53%以下
その他 JIS A 5308(1996)レディーミクストコンクリートに定めるものとする。
* 水密コンクリートの施工については、土木学会制定「コンクリート標準示方書」23章水密コンクリート参照
(2)地下水位が高い地域又は漏水のおそれのある地域は、コンクリート打込み後、貯槽室の内面に無機質系浸透性塗布防水養護剤を塗布すること。
(3)1.(1)Dの突起物のプロテクターと突起物の外面との間及びプロテクターとふたとの間には、雨水の浸入を防止するため、ピッチ、アスファルト等を充てんすること。
(4)貯槽室に浸入した水及び気温の変化によって溜まった露滴等を排出するため、貯槽室の底部に水切り勾配をつけた上、集水桝を設け、かつ、集水桝に溜まった水が容易に排水できるようにすること。
(5)ガス検知用の管、集水管等地盤面上とほぼ同一高さにある管に対しては、雨水及び地盤面上の溜まり水等が貯槽室に浸入しないようにふたをすること。