第18条(供給設備の技術上の基準)関係
1.第1号ハ中「温度40度以下に保つこと」については、例えば直射日光、暖房等による温度上昇を防ぐため、屋根、障壁、散水装置を設ける等の措置を講じさせること。
2.第2号ロ中「火気(当該貯蔵設備に附属する気化装置内のものを除く。以下ロにおいて同じ。)を取り扱う施設」とは、ボイラー、ストーブ等通常定置されて使用されるものをいい、煙草の火、自動車のエンジンの火花は含まれない。
3.第2号二中「さく、へい等」とは、さく、へいのほか、コンクリートブロック等で建てられたいわゆるボンベ小屋の壁を含む。
 また、「設けること」とは、人がみだりに立入れないように設けることをいう。
4.第3号ハ(2)中「貯槽の頂部」の「貯槽」とは、貯槽本体を指すものとし、マンホール、付属弁類等は含まれない。
5.第3号二中「火気(当該貯蔵設備に附属する気化装置内のものを除く。以下ニにおいて同じ。)を取り扱う施設」とは、2.と同じとする。
6.第3号へ中「外部から」とは、貯槽の付近からと解し、例えば、地下に埋設されたものについては標識を掲げればよいものとする。
7.第3号力中「安全な位置」とは、放出したガスが拡散して、当該ガスの爆発限界以下となる位置をいうものとする。
8.第3号タは、貯槽には2以上のバルブを設けさせ、その一つは必ず貯槽の直近に設けさせるとともに、他の一つは貯槽と他の社会通念上別の工程とみられる箇所に至るまでの間に設けさせればよい旨の規定であり、必ずしも2つのバルブを相近接して設置することまでは要しない。
 なお、このバルブの設け方を例示すると以下のとおりである。
A:貯槽の直近に設けたバルブ
B:他の一つのバルブ
(B):必ずしも設けなくともよいバルブ
9.第5号中「集合装置」とは、複数の容器又は貯槽内の液化石油ガスを1箇所に集合するための高圧ホース、ピグテール、集合管等一連の機器の集合体をいう(以下規則第18条第6号第7号第8号及び第10号において同じ。)。また、「使用上支障のある腐しよく、割れ等」には、当該部分からのガス漏れを含むものとする。
10.第9号中「変更(硬質管以外の管の交換を除く。)の工事」とは、次に掲げるものをいう。
(1)硬質管の延長、交換又は縮小を伴う工事
(2)硬質管と同一型式の専用継手付きガスメーター又は自動ガス遮断器の交換に係る工事以外の硬質管と器具等(調整器を除く。)との接続の工事
11.第19号ロの基準は、通常気化装置は、貯蔵設備と調整器(二段式減圧用二次側のものを除く。)の間の高圧部に設置されるものとして2.6メガパスカル以上の耐圧性能を有する旨規定したものであるが、気化装置の機能と調整器の機能とを一体として兼ね備えた気化装置(例えば、例示基準第33節気化装置における液状の液化石油ガスの流出防止措置(3)A第8図に示すような気化装置の場合)にあっては、高圧部の液化石油ガスの通る部分及び気化室本体の部分は2.6メガパスカル以上の耐圧試験に合格しなければならないが、調整器に係る部分を含めた気化室全体としては、調整器の中圧部分の耐圧試験圧力である0.8メガパスカル以上の耐圧試験に合格すればよいこととする。
12.第19号ハは、液化石油ガスが気化装置の内部で漏えいした場合に当該気化装置内の火気が着火源となることを防止するための規定である。したがって、「直火で直接液化石油ガスを加熱する構造のもの」とは具体的には次の構造のものをいう。
(1)ガスバーナーの裸火又は赤熱金属部の放射熱等により液化石油ガスの充てんされた容器又は液化石油ガスの通る配管その他内圧部分を直接加熱する構造のもの
(2)裸の電熱線が、液化石油ガスの充てんされた容器又は液化石油ガスの通る配管その他内圧部分に直接接触するもの又は間接に放射熱等により加熱する構造のものであって、伝熱金属部(裸の電熱線を含む。)の表面温度が液化石油ガスの着火温度(440℃)以上となるもの
13.第19号ホ中「寒冷地」とは、当分の間平成9年通商産業省告示第142号「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施行規則の規定に基づき容器を屋外に置くことが著しく困難な場合を定める件」に定められている地域として運用する。
14.第23号は、一般消費者等のもとに供給管若しくは集合装置又は調整器に接続されていない容器が存在しないようにするための規定で第16条第5号と同じ趣旨のものである。
 「安全な場所に移す措置を講ずること」とは、具体的には、取り外す容器が自ら供給したものであるときは、速やかに引き取ることをいい、それが自ら供給した容器でないときは、それを供給した者に引き取らせるよう、容器の取り外しについて、事前に必要な連絡をすることをいう。
 なお、本号は、充てん容器により体積による販売が行われている場合の規定であることから、バルク容器若しくはバルク貯槽又は質量による販売により液化石油ガスの供給が行われている場合の規定については、それぞれ、第19条(バルク供給に係る供給設備の技術上の基準)関係の2.又は第44条(消費設備の技術上の基準)関係の8.を参照されたい。