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アルキメデスの原理:水の中にある物体は、その物体が押しのけた水(すなわち、物体の水中にある部分の体積)の重さと同じ大きさの浮力を受けて軽くなる。
50kg容器の内容積:118L重量:36kg
重量:LPガス充瓶の重さ:50kg+36kg=86kgf → 843N浮力:118Lの水の重さ:118kgf → 1156N
従って50kg容器の充瓶は浮力の方が大きく水に浮くことになります。水害では多くの容器が流されています。転倒防止のチェーンは、容器の底部からの高さの3/4の位置に、たるみがないよう1本ごとに設けてください。
給湯器の能力は、一般に号数表示されています。 号数とは、水温を25℃上昇させたときに1分間に1L出せる湯量のことです。
<前提条件> 水温:冬 5℃、夏25℃ 湯温:43℃浴槽の湯量:180L
上記の前提条件下では、号数による給湯量と所要時間は次のとおりです。
LPガスが液体から気体に変化することを蒸発といい、蒸発に必要な熱を蒸発熱又は気化熱といいます。
LPガスの液体が身体に触れると、蒸発熱のため、生体の組織が凍結し「凍傷」になります。取り扱いには、十分注意するとともに、夏季であっても革手袋や長袖等皮膚を保護するものを着用してください。もし、凍傷になった場合は、凍傷の部分を、40〜42℃の温湯で15〜30分ほど暖めてください。水泡のできるほどの凍傷を負ってしまったら、皮膚科で受診してください。
プロパンガスは空気中の酸素と反応して燃焼します。C3H8+5O2=3CO2+4H2O
理論空気容量はプロパン1に対し空気24(酸素5)が必要になります。空気中には約21%の酸素がありますが、空気中の酸素が18%以下になると不 完全燃焼が起こり一酸化炭素が発生すると言われています。
完全燃焼をするためには、21%−18%=3%の酸素濃度が低下しないように、常に継続して給気が必要になるわけです。もちろん燃焼生成物を逃がす換気も同様に必要となります。 燃焼器具の使用には常に給気、排気には注意しましょう。
イオン化傾向によって異種金属間で鉄が溶ける場合もありますが、一般的には水や空気と接触すると鉄は酸化して錆が発生します。つまり、鉄は錆びるのが自然の摂理であり土壌や水分等によってその溶けるまでの速度が若干異なります。我々は、鉄の性質を考慮して錆びるのを遅らせるように管の表面にコールタールを塗ったりプラスチック類でコーティングしたりして使用しております。もっと発想を変えて錆びる鉄を使用しないで、錆びない材料を選択し使用しております。それがステンレスを用いたフレキ管、ポリエチレンを用いたPE管です。欧米の都市ガス会社では、埋設管=PE管といった国もあります。
我々の業界もさらに非鉄管を使用されていくのでは?
本書は、LPガスの販売や設備の設計、施工、維持管理等これら実務に 携わる人達が、安全かつ円滑に業務が進められるよう、設備を設置する場合の望ましい方法や法規制関連事項の要点を簡潔にまとめ、関係者が誰でも使えるような内容になっています。
以上のように「青本」「黒本」とも販売事業者、設備工事業者等にとって必携書です。各事業所に備え、保安教育用テキストや設備工事・維持管理等の「虎の巻」として有効に活用され、ガス事故の未然防止に役立てください。
法規集は、必要な条文を探してその部分を読む人が多いと思いますが、液石法をよく理解するために後ろのページにある「通達」を一読されてはいかがですか。法令の運用及び解釈の基準について書かれています。通達をよく読めば、液石法が今まで以上に理解でき他人に対して自分の言葉で説明できるようになります。通達は、利用する人のために後ろからページがついていますから、活用しやすいですよ。
0.1MPa(約1kg/cm2)とは、 100kg/10cm×10cmのことで、10cm×10cmは大人の手のひらの大きさに相当します。
従いまして、1kg/cm2とは、手のひらに100kgの体重の人を乗せて支えていることになります。プロパンは20℃で0.725MPa(7.4kg/cm2)ゲージ圧ですので、手のひらに740kg(小錦3人分)乗せることに相当します。
火災現場に行ったり、充てん所に火災現場から戻った容器を見ることがあります。そのほとんどの容器は、空で表面はかっ色であり、容器バルブは溶けて原形を留めておりません。いったいどれくらいの高温であったのか?疑問を感じたことはありませんか?
火災現場等での容器の状態も温度の推定の参考にしてください。
CO中毒事故件数が減少しませんが、マイコンメーター(S)の機能にCO中毒事故防止対策があることをご存知ですか?
不完全燃焼防止機能のない4・5号開放型湯沸器に対応して、流量区分[5][6]の遮断値を20分に固定することができます。CO警報器との併用により、CO中毒防止に大きな効果を発揮します。 ([5][6]流量区分はふろがまの流量区分にも相当します。設定する場合は、ふろがまがないことを必ず確認してください。)
「ふろがま」の表記はメーカーのカタログ、業界紙等表現が様々です。法令や事故報告では「ふろがま」となっております。考えているだけでなかなか湯船に入れませんね。
我々LPガス業界で用語として重要な「しょうかき」をワープロで漢字変換いたしますとまず「消化器」と変換されますね。胃腸では火が消せません。「消火器」にご注意ください。
同様に地震発生!この場合の「たいしん」は「耐震」か「対震」のどちらを使い分ければよいですか。「耐震」は、建屋の基礎・構造など地震に対抗する構造など。 「対震」は、ガス放出防止器など地震に影響されないような安全器具など。 使い分けしてください。
また、「異常」「以上」もよく変換ミスがあります。確認が大事ですね。